ワスレナグサと3.11
































【ワスレナグサ forget me not】
  我が家には、春になるとワスレナグサが庭に咲きます。 
  ワスレナグサは、アラスカ州の州の花に指定されている野草で、ある物語を持った野草であることを星野道夫氏の「旅をする木」という本で読んだことがあります。我が家の庭で、初めて観たときは、とても感動したものです。
 実は、北海道在来のエゾムラサキと外見がそっくりで、帰化したワスレナグサとの交雑種もあるようですが、我が家のものは、ルーペで特徴を観察すると、どうもワスレナグサで間違いないようです。
 私は、この花を観ると、東北の津波があった3.11のことを思わずにはいられません。
 なぜなら、ワスレナグサには、こんな物語があるそうです。※物語は、星野道夫氏「旅をする木」より
 
 アラスカで、恋人の男性の方が川に落ちて亡くなります。亡くなる直前に、恋人の女性に「forget me not!」、僕を忘れないで!と言い、投げて渡した花が、ワスレナグサだったというのです。その後、この小さな野草は、アラスカ州の花に指定されたそうです。
 この物語を星野道夫氏の書籍で読んで知っていたので、3.11の日は特に、何とも言えない心境でこの花を見ていました。
 極北に咲く、小さなブルーの花をつけるワスレナグサ。一度、アラスカで、その群落を見てみたいです。
                                                       文:羽馬 千恵