犯人は誰?























犯人は誰?

 夏の間に、カブトムシの成虫調査をしていたら、よく朝方に頭部だけ残された死骸を発見した。外灯での捕獲が多かったので、見かけた動物といえば、カラス、野良猫だったが、捕食する現場を見たことがないので、一体、誰が犯人なんだろう?と思い、死骸も集めてみた。
 本郷(2012)は、本州の京都の雑木林では、犯人は、カラスではなく、フクロウが捕食する現場を確認したと報告している。また、以下のURLでは、ハシブトガラスやタヌキが捕食者で、雄同士の闘争では長い方が有利な角は、一方で、長いほど捕食されやすいという、矛盾を指摘している。http://news.mynavi.jp/news/2014/03/14/126/

 北海道では、こうした研究事例がないが、いったい誰が犯人なんだろう?と興味がある。幼虫の調査では、キタキツネが穴を掘り、捕食していることが分かった。
 では、成虫は?となると、私の調査地の伊達市の雑木林では、フクロウやヨタカ(宮沢賢治のヨダカの星では、カブトムシを食べるという話が出てくるが、ヨタカの食性文献は見つからなかった)、アライグマを目撃している。
 
 外灯では、おそらく、カラスや野良猫が犯人だと、状況的に思われるが、雑木林では、誰が犯人なのか?いずれ、現場を目撃してみたい。
<引用文献>カブトムシとクワガタの最新科学 著者:本郷儀人

                                                        文:羽馬 千恵