ベトナムのタヌキ

























ベトナムのタヌキ

 昔、ベトナムのハノイの博物館で撮影したベトナムのタヌキの剥製です。
 ハノイの博物館では、剥製も標本数も少なく、まだまだこれからといった動物学の現状でしたが、ベトナムに生息するタヌキの剥製をみることができました。
 タヌキは、東アジア原産で、大陸では、ベトナム北部が分布の南限とされています。つまり、これが世界の南限に生息するタヌキの剥製です。
 日本のタヌキと大陸のタヌキは、別種とされていますが、日本のタヌキと比べても、体毛が短く、ほっそりとして、日本のタヌキとは随分と外見が異なって見えます。サイズを計測したわけではなく、見た目からですが、体サイズはおそらくベルグマンの規則で小型だろうと思います。
 ベトナムでは、日本ほど、動物学に対する国の予算もないのですが、それでも、剥製にしっかり標本データが付けられていることが分かります。
 今後、ベトナムの動物学、博物館の進展を願うばかりです。
                                               文:羽馬 千恵